2011年6月12日(日)
関東大学サッカーリーグ戦第7節vs明治大学
駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場 13:50 kick off
スコア 2-2
戦評
リーグ第7節vs明治大学戦のテーマは〝Winning mentality〟己に勝ち、敵に勝つことを選手たちに伝えてグランドへ送り出した。
前半は前節同様に良いペースで入ることができた。相手のスタイルをしっかりと把握させた中で中央大学(以下中大)のスタイルを発揮できた結果、前半42分に中大にビックチャンスが訪れる。
左サイドから切り込んできた中大14番澤田 崇が逆サイドに走りこんでいた24番大矢 雄太に絶妙なスルーパスを通してダイレクトで合わせるが、これは相手ゴールキーパー(以下GK)に阻まれる。
しかし、GKが弾いたボールがゴールラインを割りコーナーキック(以下CK)となり、そのCKでゴール前にこぼれたボールを相手ゴールに押し込んだのが、このCKの前にチャンスを創り出した中大14番澤田 崇である。
澤田のゴールで前半を終了すると、後半が始まっても中大のペースは変わらず、後半開始5分には、又も左サイド澤田が今度は中盤の2列目から飛び出してきた中大26番田仲 智紀にアーリークロスを入れて、そのボールをコントロールした田仲が相手デフェンダーの正面からの対応にも関わらず、得意の左足から技ありのシュートが放物線を描きサイドネットへと突き刺さった。
ここまでのプランニングは予定通りといってよかった。しかし、サッカーの怖さをこの数試合味わってきていただけに、この試合も相手に点を取られたことですべてが崩れ落ちた感じがした。後半13分に2-1とされると攻撃意識を失った中大は、相手の思うように時間を運ばれ、とうとう後半23分には中大の右サイドから仕掛けられゴール前でマークを外してしまった選手に同点にされてしまった。
その後も相手のペースで時間が進み苦しい状況が続いたが、なんとかスコアレスドローで終了のホイッスルが鳴った。
90分を通して、中大がサッカーをしていたのは前半から後半の10分まで残りの時間は明治大学に主導権を握られ展開となってしまった。
まだまだ課題は山積みだが、前半からのサッカーを終了まで続けられるよう目指したい。
中央大学サッカー部コーチ 白須