2011年6月25日(土)
関東大学サッカーリーグ戦第9節vs順天堂大学
西が丘サッカー場 13:50 kick off
スコア 3-0
戦評
まず初めに、リーグ戦第8節vs筑波大学戦評を公表しなかったことに関して心からお詫び申し上げます。
結果は御存じの通り0-5という大敗を喫した。さすがにショックでパソコンと向き合うことができなかった。
サッカーに携わっていると様々な経験をする。やれば必ずできる時もあれば、何をやってもうまくいかない時もある。まさしく人生である。
これからサッカーを通して多くのサッカー少年たちがこのような経験を経て育っていくことを願っている。
前置きが長くなってしまったがここからが本題である。早くも前半戦の最終戦を迎えた。ここまでの成績は1勝3分4敗勝ち点6で最下位である。
中央大学(以下中大)にとって真価が問われる前半戦の最終戦となった。相手は6月1日に総理大臣杯関東決定戦で戦った順天堂大学である。その試合では勝利したものの90分では1-1のドロー。その続きをリーグ戦で決着をつけたいという一戦。
立ち上がりは相手の素早い攻撃と強力な3アタッカーにリズムをつくることができなかった。そんな立ち上がりの試合は今シーズンすべて負け試合となっていた。しかし、今日の試合は選手たちの気持ちが今までとは見違えるようであった。自陣ゴール前で体を張ってブロックする姿をみて今日は集中できていると安心した。
そんな中、徐々にリズムをつくると前半21分に右コーナーキックを3年 田仲智紀が左足で蹴ると、教育実習でチームから離れていてリーグ戦が始まってから不調続きだった中大のエース9番 林容平が頭で合わせて先制ゴールを奪うことに成功した。
また、その12分後には先制点を奪った9番 林容平が一度はシュートブロックされた跳ね返りのボールを左から走りこんできた3年フォワード 17番 奥山慎に落とし2得点目を奪い、前半は2-0で終了した。
まだまだ2-0では油断できない点差なのは皆、理解していた。しかし、今日の選手たちはそんなことよりも勝ちたい気持ちが勝っていたような気がした。
後半に入っても選手たちの集中力・体力・勝ちたい気持ちは変わることなく続いた。相手のチャンスもデフェンダーでチームリーダーである4年生4番 大岩一貴の体を張ったブロックで失点場面を防ぐとチーム全体の集中力も高まり、幾度となく降り注ぐ相手の攻撃を冷静に見ることができた。
そして、後半36分には途中交代の4年生フォワード 大矢雄太が相手ゴールキーパーのタイミングをずらしたシュートでダメ押しの3点目を奪い勝利することができた。
中大のサッカーはまだ始まったばかりでまだまだ改善すべき課題は数知れず存在する。しかし、1つ1つを修正してチーム一体となる強いスピリットを身につけ、さらなる向上を目指して努力を積み重ねていくことをここに約束する。
中央大学サッカー部コーチ 白須
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